社名(会社名)、ショップ名、商品名を考える。
姓名判断をしているとついつい画数にばかり目がいってしまいがちですが、特に社名や商品名のネーミングを考える場合は画数以上に大切なことは、その会社がどういった方向性に進んでいくのかどのような業種でどのような人をターゲットにしているのか、しっかり見据えて考えなくてはいけません。
これは私だけかもしれませんが、私は名付けを「命名」と「ネーミング」に分けて考えています。
「命名」はその名の通り「名」に「命」を吹き込む作業…と言えば大げさになるのですが、赤ちゃんなど命あるものに呼び名をつける作業を「命名」とし、「ネーミング」はそういった運勢的なものより、もっと戦略的な意図を含んだものとして考えています。
言うなれば「マーケティング的ネーミング」とでもいいましょうか(笑)
まるで一流のポスターのように強いインパクトと輝く個性を持った「名前」を考えてください。
マーケティングとネーミングの関係性。
確かに会社名や商品は質やサービスが命ですが、ネーミングに失敗するといくら良いサービスや商品でもなかなかうまくいかないものです。 これは脳の構造上仕方ないのですが、素早く情報を処理するために我々は「先入観」という色眼鏡で物事を捉えてしまいます。 確かに何でも立ち止まってゆっくり考えていては日が暮れてしまいます。
私たちが一体どれほど物事の本質を見抜いているかと言えば、我々の認識レベルはそれほど信頼に足りるものではありません。 多くのことは、その時の状況や雰囲気や気分などに左右された先入観が作り出したイメージに翻弄されてしまっているのです。
だからこそ、この「イメージ」というものが「マーケティング」にとって非常に重要になってきます。
テレビのCMなどはほぼ全てこういったイメージに訴えかけるものなのが良い例でしょう。
しかし、私たちは何もかもをこの「先入観が作り出すイメージ」に支配されているわけではありません。
先ほども言いましたが「イメージ」は「先入観」が処理をスムーズにするためのメカニズムです。 しっかり「集中」してその商品の特徴を吟味していけば、自分にとって必要かどうかを選択することができます。 こういった「集中」を利用したマーケティングが訪問販売やテレビショッピングです。
二つのマーケティングをしっかり理解すること。
よく販売者の中には「商品は目で見て、手にとってもらったほうがいいに決まっている。」とおっしゃる方がいます。 しかし、必ずしもそうとは限りません。
ここでTVショッピングのお話をしましょう。 TVショッピングといえば独特な語り口調な「ジャパネットたかた」の「たかた社長」がまず第一人者といっていいでしょう。
「なぜ、ジャパネットの商品が売れると思いますか?」 と聞くとほとんどの人が「たかた社長のセールストークが凄いから。」といいます。
仮に、一週間しか研修を受けていない新人セールスマンが高田社長と同じ商品の紹介をしたとしたらどうでしょうか。 セールストークの質はきっと落ちてしまうでしょう。 もちろん、収益も下がるでしょう。 しかし、私はそれでも確実に売れると思います。
なぜなら、セールスマンがしっかり商品の説明をしているからです。 ここが重要なのです。私たちが物を購入するときは確かに目で見て手に取りたいものです。 しかし、その商品は自ら「どういう機能があって、どういうところがセールスポイントなのかを絶妙のタイミングと距離で教えてくれはしません。
今、私は絶妙のタイミングと距離といいました。 簡単に説明すれば、今その場に商品がない方が良い場合もあるということです。 商品がその場にない状態で特徴やセールスポイントをアピールされると「へぇ~そうなんだぁ~」と興味が湧いてくるものです。
人は絶対距離というものをもっています。
これはテリトリーのことです。
訪問販売やお店の店員など、そのテリトリーに誰かが入ってきて商品説明されると構えてしまう方も多いのではないでしょうか。
先入観ではなくカスタマーがしっかりと思考を巡らせて「購入」という判断を下すときは、無意識的に洗脳を防ぐための防御反応として、どうしても「売りつけようとしているんじゃないか…」とかんぐってしまう感情が生まれやすくなります。
TVショッピングの場合はその絶対距離が丁度良いのです。
なぜなら、家という自分のテリトリーで絶対距離を保ったまま商品に興味が芽生えるのです。
この距離だからこそ、さほど考える時間を与えられなくても知らず知らず立ち止まって吟味した気分になり購入に繋がるのです。
もう一度おさらいすると…
- 商品がその場にない。
- セールスマンはその場にいない。
- 商品説明とセールスポイントを紹介している。
一見すると不利な条件ですが、人間心理を考えるとピッタリな環境といえます。
これは先ほど紹介した「先入観が作り出すイメージ」のようなインスピレーション的のものとは異なり、しっかりと思考を巡らせているのである種、「軽い洗脳的なマーケティング」といえます。
「先入観が作り出すイメージにターゲットを絞ったマーケティング」と「思考洗脳形のマーケティング」を見分けるのはそれほど難しいものではありません。ネーミングに限らずあらゆる分野のマーケティングを行うとき、これらをしっかり把握しておくことでターゲットが絞りやすいだけでなく、業種やサービスに適したマーケティングが行えるようになると思います。
ちょっとした視点の違いでネーミングのIQはぐんぐん高くなるので、常日頃からインスピレーションだけで物事を判断せずにあらゆる角度から、広告やコマーシャルを見ているだけで、様々なアイディアが溢れてきます。
私は社名や商品のネーミングを行うときは先ほど紹介した「先入観が作り出すイメージにターゲットを絞ったネーミング」と「思考洗脳形のネーミング」のどちらのネーミング方法に重点を置くのかを踏まえてネーミングを行うようにしています。
※ ネーミングを行う際にオススメの参照サイト
